【Rialto Beach】 オリンピック国立公園の太平洋岸でホールインザウォール(壁の穴)を目指すビーチハイキング

OLYMPIC

場所

オリンピック半島
太平洋岸エリア

距離/時間

往復: 5.3km
目安:1.5時間

標高

累積標高:33m

レベル

★☆☆☆☆
初級


トレイル概要

ホールインザウォールについて

世界遺産に指定されているオリンピック国立公園には山(オリンピック山脈)だけでなく、200km以上におよぶ太平洋岸沿岸部も含まれています。

北からシシビーチ、オゼット、リアルトビーチ、ルビービーチ、カラロックビーチとたくさんのポイントがありますが、ホールインザウォールはこの中でもシアトル方面から比較的アクセスしやすいリアルトビーチにあります。

森林におおわれたジェームス島を南に見ながら、無数の流木に覆われた砂浜を北に向かって歩いたその先にある巨大な海食柱のひとつに、その名の通り壁にあいた穴、ホールインザウォールがあります。

巨岩にあく穴「ホールインザウォールは潮が満ちると渡れなくなるので、潮位を確認し、干潮時を狙ってお出かけください

周辺では海鳥はもちろんのこと、季節によっては海岸からクジラやアシカ、カワウソを見ることができます。また、森の中に白頭ワシをみかけることもあります!

ルート

リアルトビーチの駐車場からホールインザウォールを目指して海岸沿いを北上します。ほぼ平坦なビーチウォーキングです。

参考:AllTrails   WTA

ハイキングレポート

リアルトビーチの駐車場のトレイルヘッドから北側に向かって出発します。このあたりは天気が変わりやすく、スタートしたときはあいにくの曇り空でしたが、たくさんの人がビーチトレイルを楽しんでいました。

週末は駐車場が混雑しますが、空きがない場合も左手の舗装されていない駐車場には停められそうです。

海岸に出るとすぐに目に飛び込んでくる海・砂浜・流木、そしてすぐに迫ってくる森。とてもユニークで、オリンピック国立公園の海岸らしい景色。

ちなみにここリアルトビーチでは、他の海岸同様、パーミットを取得すればビーチキャンプが可能です。

そして大量にある流木のサイズもオリンピック級!根の直径が3m以上ありそうなものがゴロゴロ転がっています。

しばらく歩いた先で打ち上げられたエイを発見したり、海鳥の群れや白頭ワシなど、たくさんの生物(エイは生きてなかったですが…)と遭遇できるのもこの海岸の楽しいところ。

海岸はほとんど砂浜+石。平らでまん丸な石が多く、ビーチコーミングを楽しむ人も多いようです。

一部岩礁になっている箇所では太平洋から打ち寄せる波が荒々しい水しぶきを上げていました。

駐車場から2kmほど進んだところで目の前にそびえ立つ巨岩。ホールインザウォールまでもうすぐです。

そして穴のある岩に到着!干潮のタイミングを狙っていったこともあり、たくさんの人が穴での写真を撮ろうとタイミングを狙っていました。

潮だまりにはイソギンチャクやヤドカリをはじめたくさんの生き物がいます。とてもカラフル!

駐車場に戻るころになってようやく天気が回復。南側にジェームス島がきれいに見えました。

ホールインザウォールまで歩かなくても、この海岸に腰を下ろしてのんびりするだけでも十分楽しいと思います。

オリンピック国立公園の山だけではない、新たな魅力が発見できる海岸トレイルでした!

アクセス

シアトルからのルート

フェリーでBainbridge Islandへ。フェリーを降りたら、WA-305 Nを進み、WA-3 Nに合流。その後、WA-104 Wへと左折し、Hood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進みます。US-101 Nへ合流し、92マイル進んだところで、La Push Rdへと右折します。8マイルほど進んだところでMora Rdへと右折し、5マイル進んだところにリアルトビーチの駐車場があります。

ベルビューからのルート

ベルビューからはエドモンズからフェリーでキングストンへ渡るルートが早いかもしれません。
フェリーを降りたら、そのままWA-104WでHood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進みます。US-101 Nへ合流し、92マイル進んだところで、La Push Rdへと右折します。8マイルほど進んだところでMora Rdへと右折し、5マイル進んだところにリアルトビーチの駐車場があります。

駐車場

舗装された駐車場は30台分ほどのスペースがありますが、週末などは混雑が予想されます。満車の場合はしばらく空きを待つか、この駐車場を一旦出て、奥の未舗装の駐車場に向かってください。

おすすめ装備

服装

海岸沿いは風が強いので、ウィンドブレーカーなどがあると良いと思います。

海岸沿いの砂浜を歩いたり、途中で小川を渡ったりするところがあるので、濡れても良い靴や歩きやすいサンダルがおススメです。

ハイキングポール

ポールは不要です。

その他の情報

必要なパス

このトレイルの駐車場では、例えば

  • America the Beautiful アメリカ国内の国立公園などの年間パス $80
  • Olympic National Park Annual Pass オリンピック国立公園の年間パス $55
  • Private vehicle pass 7日間有効なパス $30

などの、パスいずれかが必要です。事前に準備したうえで向かうことをおススメします。

ワシントン州でのハイキングに必要なパスについては以下の記事にまとめていますので、併せてご確認ください。

トイレなど

トレイルヘッドにトイレがあります。

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