エメラルド色の湖を目指して、ゆっくり森林浴を楽しみながら歩きたい!
場所
オリンピック半島
Port Angelesエリア
距離/時間
往復: 12.9km
目安:4時間
標高
最高標高:1,304m
累積標高:758m
レベル
★★★☆☆
中級
トレイル概要
レイクアンジェルスについて
オリンピック国立公園内のレイクアンジェルス(Lake Angeles)は、ポートアンジェルスの町とハリケーンリッジ(Hurricane Ridge)のちょうど中間あたりに位置する氷食によりできたエメラルド色の湖。ティアドロップ型の湖の中にある小さな島がポイントです!
面積は20エーカー、東京ドーム1.7個分くらいの広さです。
ルート
レイクアンジェルスまでは麓側から、ハリケーンリッジ側からのいずれかとなりますが、今回は麓側のLake Angeles Trailheadからのルートを歩きます!
参考:AllTrails WTA
見どころ
目的地である湖レイクアンジェルスが最大の見どころですが、そこに至るトレイル自体もとても表情豊かで楽しめます。
針葉樹林の中では不思議の国のアリス気分。リスなどの小動物にも出会えます。
ハイキングレポート
ハリケーンリッジロードを進み、国立公園のエントランスブースを過ぎてすぐのところにトレイルヘッドがあるため、アクセスは比較的容易。
このトレイルヘッドからは、ハリケーンリッジまで行くことができますが、その場合は往復日帰りは難しいので、計画的な準備が必要です。
トレイルヘッドから早速コンスタントな登りが続きますが、トレイルコンディションは良好でぐんぐん歩を進めます。
オリンピックらしいモミ(Grand fir)やアメリカツガ(Western hemlock)などの針葉樹林の中を進む、割と開けた明るいトレイル。
急こう配というわけではなく、難所もほとんどないので、写真を撮ったり、あちこり見回したりしながら、余裕をもって進むことができます。
おそらくもう何十年もここにあるであろう苔生した倒木やあちこちに生えているキノコを眺めながら進んでいきます。
すばしっこくてなかなか写真に撮れないですが、リスとの遭遇率も高いです!これはDouglas squirrelという町中にいるリスとは違う種類です。
音叉の木(Tuning Fork Tree)
途中かかっている橋も風情がありました。時がとまっている不思議な世界に入り込んだ気分です。
二つ目の橋は、絶好のフォトスポット!
小さな渓流を渡りますが、小さな滝の音が心地よく癒されます。
ここから後半も森の中の登りがずっと続きますが、ほとんど難所はありませんでした。
約2時間の登りで、ここまで来たら、目的地の湖レイクアンジェルスは目の前です!
ハリケーンリッジとの分岐からほどなくしてレイクアンジェルスに到着!中央の小島が気になります!夏だったら泳いで上陸も楽しそう!
湖を歩いて一周できるようにはなっていないのと、湖を見ながらゆっくりできるスポットが少なくて、少し残念ですが…湖のほとりでおにぎりタイム。
基本的に一本道を行って帰ってくるタイプのトレイルですが、楽すぎずきつすぎず程よいレベル、かつ、オリンピックらしい様々な景色を楽しめるのでお得感があり、期待していたよりもずっと楽しいハイキングでした!
湖周辺でのキャンプも可能です(要事前パス)
ハイキング後に、トレイルヘッドから車で約30分ほど足を延ばしてハリケーンリッジまで行くのもおすすめです!
アクセス
シアトルからのルート
フェリーでBainbridge Islandへ。フェリーを降りたら、WA-305 Nを進み、WA-3 Nに合流。その後、WA-104 Wへと左折し、Hood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進み、US-101 Nへ。約35マイル、ポートアンジェルスの町に入り、N Race Stへ左折。そのままHurricane Ridge Rdへと進みます。
Heart O the Hillsのレンジャーステーションの手前を右に曲がるとすぐにトレイルヘッドです。
ベルビューからのルート
ベルビューからはエドモンズからフェリーでキングストンへ渡るルートが早いかもしれません。
フェリーを降りたら、そのままWA-104WでHood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進み、US-101 Nへ。約35マイル、ポートアンジェルスの町に入り、N Race Stへ左折。そのままHurricane Ridge Rdへと進みます。
Heart O the Hillsのレンジャーステーションの手前を右に曲がるとすぐにトレイルヘッドです。
駐車場
スペースは十分にありますので、混んでいても駐車できるスポットは見つけられそうです。
おすすめ装備
服装
歩いているときは暑いと感じても、湖周辺では風が吹くと寒い場合がありますので、ウィンドブレーカーなどの防風・防寒対策は忘れずに!
靴
ハイキングシューズがおすすめ。
基本的にはよく整備されたトレイルのため、スニーカーでも対応可能だと思います。
ハイキングポール
活用場面は少ない印象です。
個人的に不要だと思いましたが、ポール好きな方はぜひ持参を!
その他の情報
必要なパス
このトレイルには、入園に際して例えば
- America the Beautiful アメリカ国内の国立公園などの年間パス $80
- Olympic National Park Annual Pass オリンピック国立公園の年間パス $55
- Private vehicle pass 7日間有効なパス $30
などの、オリンピック国立公園に入るためのパスいずれかが必要です。
ワシントン州でのハイキングに必要なパスについては以下の記事にまとめていますので、併せてご確認ください。
トイレなど
トレイルヘッドにはトイレがありません。少し進んだ先のHeart O’ the Hills Campgroundなどで済ませるか、自然の中でルールに従って済ませるようにしてください。