デイハイクで湖ビューを楽しむだけでなく、思い立ったその日にバックパッキング!もできる万能トレイル!
場所
オリンピック半島
Hood Canalエリア
距離/時間
往復: 11.3km
目安:3.5時間
標高
最高標高:544m
累積標高:612m
レベル
★★★☆☆
中級
トレイル概要
ルート
リナ湖は、Lower Lena LakeとUpper Lena Lakeの2つありますが、今回は標高が低い方に位置し、気軽にハイキングできることから家族連れにも人気の高いLower Lena Lakeに向かうトレイルを紹介します。
Upper Lena Lekeについても別記事でご紹介する予定ですが、難易度が一気に上がります。もちろんハードな分トレイル上の楽しみも増えるのですが、チャレンジングなものを求めている!という場合でなければ、気軽に楽しめるLower Lena Lakeがおススメです。
参考:AllTrails WTA
見どころ
もちろん目的地であるリナ湖が一番楽しめるポイント!広い湖は時期によって水位が変わりますが、湖の周りをゆっくり散策したり、夏場は泳ぐこともできます。水は冷たいですが笑
さまざまな動物や鳥との遭遇も楽しみの一つ。カルガモの親子が湖面を動き回るかわいい姿を間近で見ることができます。
また、ここは予約なしでキャンプすることができるので、時間と装備が許せば1泊キャンプもおススメです!山に日が落ちていく様子をリナ湖沿いから眺めていると心が癒され、日常の疲れが吹き飛びます!
もちろん日帰りでリナ湖までのハイキングだけでもおススメ。適度な起伏で、きつすぎず簡単すぎず、あらゆるレベルのハイカーが楽しめるので、小さい子ども連れの家族もたくさん訪れています。
ハイキングレポート
トレイルヘッドまでの道のりはすべて舗装道路。さほど複雑な道ではなくアクセス良好なのも高ポイント!いつ来ても駐車場が混んでいるのが玉にキズですが、道路脇への駐車OKなので、待つことはありません。
そしてLENA LAKE TRAILのサインを右手にハイキングスタート。
利用者が多いこともあり、トレイルは整備行き届いていて非常に歩きやすいです。
前半はゆるやかなスイッチバックを登っていきます。勾配はさほどきつくないので、小さな子どもでも大丈夫。妊婦さんを見かけたこともあります。
登っていくについれて滝の音が聞こえてくるのですが、ほとんど見えないのが少し残念です。
リナ湖までのちょうど中間あたりに位置する橋。ここから後半戦です。
この橋のかかる小川は季節によって水量が違い、夏場はほとんど水が流れていませんが、とても風情があってフォトジェニック!
後半もひきつづきゆるやかな登りの森の中を歩きますが、美しくそびえたつ木々に癒されます。
途中、巨大な岩の横を通ります。中に入れるくぼみがあって、記念撮影スポットになっているよう。
ここまで来たら湖までもうすぐ。
右手に木々の間から湖が見えてきます。
少し下りながら進むと、その先に開けたビューポイントが!少し高い位置から湖の南側を一望できるので、ここで休憩をとったり、ランチをしている人がたくさんいます。
せっかくなので、湖まで行きましょう!
ビューポイントからさらに進むと、分岐点。ここを右に、キャンプサイトの方に進んでいきます。
キャンプサイトを通り抜けて湖岸へ!カルガモの親子が水辺でくつろいでいました。
ブラックベリーを食べるシマリスにも遭遇!すばしっこくてなかなか写真に撮れないシマリスですが、このときは一心不乱、口いっぱいに頬張っていました。
湖周辺を散策したり、湖に入って泳ぐ人もいます。流木で湖横断にトライするチャレンジャーにも遭遇しました。めっちゃ楽しそうでしたが、おススメしません(笑)
リナ湖は日帰りでも十分楽しいのですが、バックパッキングでテント泊が超おススメ!キャンプサイトもたくさんあり、予約も不要。バックパックを背負って登るのは大変かもしれませんが、2時間程度のハイキングで水辺キャンプをのんびり楽しめるので、十分ペイオフできます!!
アクセス
シアトルからのルート
フェリーでBainbridge Islandへ。
フェリーを降りたら、WA-305 Nを進み、WA-3 Nに合流。その後、WA-104 Wへと左折し、Hood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進み、US-101 Sへ。約33マイル進み、N Hamma Hamma Rdへと右折。そのまま7マイルほど進むとトレイルヘッドです。
ベルビューからのルート
ベルビューからはエドモンズからフェリーでキングストンへ渡るルートが早いかもしれません。
フェリーを降りたら、そのままWA-104WでHood Canal Floating Bridgeを渡って約15マイル進み、US-101 Sへ。約33マイル進み、N Hamma Hamma Rdへと右折。そのまま7マイルほど進むとトレイルヘッドです。
駐車場
比較的広い駐車スペースがありますがシーズン・休日などは非常に混むため、場合によっては道路沿い停めることになるかもしれません。早めに到着する、少し時間をずらすなどするとスムーズです。
おすすめ装備
服装
トレイル前半のスイッチバックで暑くなる可能性大です!季節に合わせ、脱ぎ着しやすいレイヤーをお勧めします。
また、リナ湖周辺では、天気の良い日はサングラスがあると良いでしょう。
靴
ハイキングシューズがおススメですが、非常によく整備されたトレイルのため、スニーカーでも大丈夫です。
ハイキングポール
勾配のある箇所(特に下り)ではポールが役立ちますが、基本的には非常によく整備されたトレイルのため、ポールなしでも安心して楽しむことができます。
その他の情報
必要なパス
ここはOlympic National Forestにあたるため、トレイルヘッドの駐車場では例えば
- America the Beautiful アメリカ国内の国立公園などの年間パス $80
- Northwest Forest Pass ワシントン州、オレゴン州のNational Forestのパス 年間 $30、1日$5
などの、パスいずれかが必要です。
ワシントン州でのハイキングに必要なパスについては以下の記事にまとめていますので、併せてご確認ください。
トイレなど
トレイルヘッドにトイレがあります。