ワシントン州の国立公園・州立公園を楽しむために必要な『パス』はどれ?ニーズに合った選び方を解説!

TIPS

ワシントン州内にはオリンピック国立公園やカスケードなどたくさんのトレイルがありますが、国立公園や国有林、州立公園に入る際はパスが必要です。

厄介なことにパスには複数の種類があり、私もハイキングを始めた当初は自分たちに必要なパスがどれなのかわからず戸惑いました。

間違ったパスを掲示していると罰金!なんてこともあり得るので、この記事ではワシントン州内の国立公園を訪れたりハイキングを楽しむために、複数あるパスの中から自分の用途に合わせた選び方を解説します。

パスの種類、どこでどのパスが必要なのか、パスの購入方法などは以下の記事で解説していますので、併せて参考にしてください。

基本的なパスの考え方

どこに行くのか?

行こうとしている場所の管理者によって「パスが必要?不要?」「必要な場合どのパス?」が決まります。

管理者場所必要なパス
National Park
国立公園
ナショナルパークパス
または
アメリカ・ザ・ビューティフル
National Forest
国有林
ノースウェストフォレストパス
または
アメリカ・ザ・ビューティフル
State Park
州立公園
ディスカバーパス
カウンティ・市County Parkなど不要
(特別な場合を除く)

目的地にどのパスが必要なのかはWTA(ワシントントレイル協会)の各トレイルの記事を参考にするのが一番わかりやすいです。

例えばリナ湖を見てみると、Parking Pass/Entry Fee:Northwest Forest Pass となっています。

どのくらいの頻度で行くのか?

ナショナルパークパス、ノースウェストフォレストパス、ディスカバーパス、いずれもデイパスと年間パスがあります。1年間に何度行くかによってデイパスか、年間パスの方がお得かが変わってきます。

どうやって行くのか?

基本的には自家用車で行くことを前提にこの記事を書いています。

国立公園には「徒歩」「自転車」のパスがありますが、それ以外の場所は「徒歩」「自転車」等はパス不要です。

頻度別のおすすめパス

年に1~2回

その都度デイパスを購入するのがリーズナブルです。

オリンピック国立公園、マウントレーニア国立公園に行く
➡ ナショナルパークのエントランスフィー(7日間有効、自家用車 30ドル)で入園するのが最もリーズナブル。

オリンピックやカスケードなどの国有林のトレイルヘッドに行く
➡ ノースウェストフォレストパスのデイパス(5ドル)購入してください。

州立公園に行く
➡ ディスカバーパスのデイパス(10ドル)を購入してください。

年に3回以上

毎回違うところに行くのか、同じところに行くのかによっておススメが変わります。

オリンピック国立公園 または マウントレーニア国立公園のいずれか一方だけに年に3回以上訪れ、他の国有林にも行かない
➡ それぞれのナショナルパーク年間パス(55ドル)が選択肢となります。他の国立公園では使えません。

オリンピック国立公園、マウントレーニア国立公園、オリンピック国有林やベーカー国有林など、いろいろな国立公園や国有林を合わせて年に3回以上訪れる
➡ アメリカ・ザ・ビューティフル(80ドル)ですべてカバーされます。ワシントン州以外の全国の国立公園でも使えます。

オリンピックやカスケードなどの国有林のトレイルヘッドのみに行く、国立公園には行かない
➡ 年に5回までであればノースウェストフォレストパスのデイパス(5ドル)をその都度購入、年に6回以上行く場合はノースウェストフォレストパスの年間パス(30ドル)を購入してください。

州立公園に行く
➡ 年に3回以上州立公園に行く場合はディスカバーパスの年間パス(30ドル)を購入してください。

頻繁に行く

細かいことは決まっていないけど、あちこちでハイキングを楽しみたい
➡ アメリカ・ザ・ビューティフル(80ドル)とディスカバーパスの年間パス(30ドル)の両方を持てば、ワシントン州内の国立公園・国有林・州立公園のすべてを楽しむことができます。事前にどのパスが必要か確認しなくても、トレイルヘッドで確認して掲示すればOKです。

WTAのサイトで「ナショナルパークパス」あるいは「ノースウェストフォレストパス」が必要と書いてあるところは、アメリカ・ザ・ビューティフルがあればOKです!

無料でハイキングを楽しむ方法

パスを購入せずにハイキングを楽しむ方法もあるのでご紹介します!

パス不要のトレイルを見つける

ワシントン州内にはパスの要らないトレイルもたくさんあります。

ノースカスケード国立公園はパス不要ですし、オリンピック半島でも、絶景で有名なマウントストームキングはパス不要です。また、カウンティや市が管理する公園などはほとんどの場合無料です。

国有林のトレイルヘッドでも、トイレやピクニックテーブルなどが設けられたトレイルヘッドでのみパスが必要になるので、逆にそうした設備のないところではパスは不要です。

目的地をWTAのサイトで確認し、Parking Pass/Entry Fee:Noneとなっているものを選んで楽しんでください。

無料の日を選んで訪れる

国立公園も州立公園もパス不要で入園できる日が年に数日設定されていて、この日を選んでいけば、無料で楽しむことができます。

無料で楽しむ良い機会ではあるのですが、特に国立公園は大変混みあうため、早めに出かけるなどの工夫が必要です。

最後に

「オリンピック国立公園」とひとことで言っても、実に広大なエリアで、ハリケーンリッジ(Hurricane Ridge)ホー・レインフォレスト(Hoh Rainforest)、ソルダック(Sol Duc)など、見どころがたくさんあります。マウントレーニア国立公園やその他の国有林エリアも同様に見どころがたくさん。

また、ワシントン州の州立公園はいたるところにあって、キャンプ場などが充実。家族連れで気軽に楽しめるところがたくさんあります。

国立公園も、国有林も、州立公園もすてきなところがたくさんあるので、ぜひアメリカ・ザ・ビューティフルディスカバーパスの年間パスの両方を入手して、ワシントン州の豊かな自然をエンジョイしてほしいです!

パスの種類や値段については以下の記事にまとめていますので、併せて参考にしてください。

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