シアトルはスターバックス発祥の地として有名で、街中いたるところにスタバだらけ。ワンブロック歩けばスタバがあると言っても過言ではありません。
そんな中でも、高級志向のコーヒー体験を提供するスターバックス リザーブ ロースタリー(Starbucks Reserve Roastery)は特別な存在。スタバファンでなくとも訪れる価値あり!です。
パイクプレイスにあるスターバックス1号店と並んで、もはや観光地と化しているものの、コーヒーに対する強いこだわりが感じられました!
スターバックス リザーブ ロースタリーの豆知識
リザーブ ロースタリーについて
スターバックスは2020年時点で、世界83カ国に32,660店舗を展開しているそうです(すごい…)。
その中でもスターバックスのコーヒーに対するこだわりを詰め込んだのがリザーブ ロースタリー で、世界でもシアトル、上海、ミラノ、ニューヨーク、東京、シカゴの6都市にしかありません。
公式サイトによるとこのスターバックス リザーブ ロースタリーは、通常のスタバとは異なるブランドコンセプトで展開をしています。
最高のコーヒー体験を、あなたに。
https://www.starbucks.co.jp/reserve/roastery/
スターバックス リザーブは、より洗練されたコーヒーを楽しみたい方のための特別なブランドです。
コーヒーへの愛情があふれるのめり込むようなコーヒー体験を届けること。
スターバックス リザーブ ロースタリーで焙煎される世界中で最も個性豊かで、
最も⾼く評価され、誰もが味わいたいと思うコーヒーを捜し求める旅は、今も続いています。
世界中から厳選した希少な高級コーヒー豆を店内で焙煎し、その豆を使ったドリンクを提供しており、まさにコーヒーを五感で楽しむ場所という感じです。
リザーブ ロースタリー シアトルについて
現在展開されている6店の中でも一番最初にできたのがシアトル店。2014年12月にオープンしました。
シアトル中心部からは少し離れたキャピトルヒルという活気にあふれたエリアにあり、周辺にはおしゃれなレストランやバー、先進的なファッションや芸術が多数あり、少し歩くと高級住宅街が広がっています。スタバ1号店から9ブロック離れた場所というのも、絶妙な距離感。
スタバグリーンではなく、重厚ながらナチュラル感のある外観。町中になじんでいて通り過ぎそうになりますが、上にはしっかり人魚がいました。★とRを組み合わせたリザーブブランドのロゴが木のドアにあしらわれています。
店内レビュー
重厚なドアを開けると、案内をしてくれる店員さんがいて、混んでいるとここで少し待つことになるかもしれませんが、私たちが訪れた平日午前はすんなり入ることができました。
★2022年4月現在、入口のところでワクチンの接種証明提示を求められましたが、店内でのマスク着用義務はありませんでした。
店内に入って驚くのがその広々とした空間。約1400㎡という面積はもちろん、天井が高く開放的な空間で、ここは単なるコーヒーショップではない、ということを実感します。
そして外観同様、店内も落ち着いた家具やインテリアで統一されていて、ゆっくりと時間を過ごすことができます。
店内にメニューボードはなく、また、予備知識なく訪問した私たちはどこで何をどう注文するのか戸惑ってしましました。
入口でメニューを受け取っておくことをおすすめします。
メインバー(MAIN BAR)
入口を入って左手にあるのがメインバーで、ここで通常のコーヒーや軽食をオーダーします。後述するベーカリー「プリンチ(Princi)」のパンはこちらにも並べられていて、ここでコーヒーと一緒に頼むこともできます。
このメインバーのカウンターは、天然のチーク材を使ったハンドメイドで、重厚感があり、バー全体がギャラリーのよう。コロナ前はこのバーでコーヒーを飲むこともできたようです。
そして店内でも一際目を引くのがここにある「ホッパー(Hopper)」。焙煎したてのコーヒー豆がここに送られてきて、その新鮮な豆を使ってコーヒーをいれてくれるという仕組みです。
厳選されたこだわりのコーヒーをじっくり味わうなら、シンプルにモッド・バー・プア・オーバー(Mod Bar Pour-Over)、いわゆるハンドドリップがおススメですが、ラテやカプチーノなどのエスプレッソドリンクもあります。
数タイプを一度に楽しむコーヒーエクスペリエンスもおススメ。淹れ方の違いでどう味が変わるのか比べてみるのも楽しいですよね。
もちろん店員さんに好みを伝えるとおすすめを教えてくれますが、私にはハードルが高いので😅、ホッパーにかけてあるコーヒー豆の名前を見て、その印象で選んでみました。
メインバーの奥、コーヒーを受け取るエリアの上部にはソラリボード。駅の案内板のように、カタカタ入れ替わってその日のおすすめメニューなどが表示されています。
お水やお砂糖などのセルフサービスカウンダーもなんだかおしゃれ。帰る際には、このカウンターの下の引き出しに、セルフで食器を下げます。
プリンチ PRINCI
入口から右奥にあるのが、イタリアのミラノ発の人気ベーカリー「プリンチ」。焼きたてのパンや軽食、デザートが提供されています。
ここのパンがとにかくおいしいので、食事系とデザート系どちらも試してほしいです!
メインバーでは提供していないメニューもあるので、コーヒーはメインカウンターで、パンはこちらで頼むのがおススメです。カウンターに並んでいるものを指差しで注文するのも楽しい!
アプリビアーモバー
プリンチの左隣にあるのが、お酒の飲めるカウンターバーです。
お酒の種類も充実しており、カクテルやワイン、ビールなどが楽しめますが、せっかくならコーヒーを使ったオリジナルカクテルを楽しんでみるのも良いですね!
平日午前でも、カウンターにお客さんがいて、ドリンクを楽しんでいました。スタバの中だからか…健康的な雰囲気でお酒が飲める感じがしました。
スクーピングバー
コーヒー豆の量り売りをしている一画で、焙煎したてのコーヒー豆を目の前で袋詰めしてくれます。
種類が豊富でどうしていいかわからなくなりそうですが、コーヒーマスターに自分の好みや飲み方を相談するとオススメを教えてくれます。
焙煎エリア ROASTERY
店内で焙煎の様子が見られるのもリザーブ ロースタリーの魅力の一つ。
シアトル店にはいくつか焙煎機がありますが、店内奥の階段を下りた横にある焙煎機が一番大きく迫力があります。一日数回焙煎しているとのことで、焙煎された豆が出てくる瞬間が見られるとラッキー!出てきた豆は回転しながら粗熱をとり、エアーで次の工程に送られていきます。
コーヒー豆がぐるぐると回される姿はずっと見ていても飽きません。
ショップ
入口からすぐのところに、様々なグッズがゆったりと展示されています。コーヒーを満喫した後にお土産を探すのも楽しみのひとつです!
タンブラーやマグカップ、エコバッグなどの定番アイテムも、シアトル限定・期間限定・リザーブロースタリー限定など、ここでしか購入できないグッズばかり。
また、コーヒーを楽しむことを目的にしたお店ということもあり、ドリッパーやサイフォンなどのコーヒーグッズも充実。コーヒースプーンなどは手頃でお土産にもよさそうです。
また、リザーブのコーヒーカードをコレクションするためのノートなど、スタバファンなら欲しくなりそうなアイテムが多数そろっています。
実食
今回は軽い朝食と美味しいコーヒーを楽しみにスターバックス リザーブ ロースタリー シアトルを訪れました。
今回頼んだコーヒーは、GRAVITAS BLENDのグランデサイズ(夫)、GALAPAGOSのトールサイズ(私)、いずれもプア・オーバーでお願いしました。
頼んだコーヒーの説明が書かれたかわいいカードが添えられています。
夫は定番に違いないこのブレンド、ということでチョイス。私はガラパゴスでコーヒーがとれることを知らず、どんな味か興味がわいたのと、デザインがかわいかった、ただそれだけでチョイス。
その味を具体的に説明する表現力がなく残念なのですが、とにかくどちらも美味しかった!香りが高く、深みがあり、ひとくち飲んで「おぉ!!美味しい!」とうなりました。特にガラパゴスは好みの味で大満足!
ちなみにマグは厚手なのですが、しっかり温められていて、コーヒーが冷めずに最後までおいしくいただけたのも評価アップのポイントです!
プリンチで頼んだ食事系パン。美味しそうな見た目だけで、指差しで注文したのですが、これが大正解。パンの絶妙なカリ・モチっとした食感とサンドされたハムと卵がとてもよくマッチしていました。
一緒に頼んだデニッシュも甘さのバランスがほどよく、あっという間に食べてしまいました。
コロナで席数を減らしているのだと思いますが、ゆったりとした窓際の席で、リラックスした充実した時間を過ごすことができました。
基本情報とアクセス
営業時間
毎日 7:00 AM ~ 10:00 PM
※営業時間は変更になることがあります。来店前に公式サイトで営業時間をご確認ください。
アクセス
パイクプレイスのスターバックス1号店から徒歩20分程度、バスで行く場合はPike St & Boren Aveのバス停から徒歩1分です。